国立国際美術館で行われている
液晶絵画展を見に行ってきた。
液晶テレビを使った展示は
何年か前から自分でも展示方法として考えていた。
デジタル作品の場合、モニターを使って制作しているので
当然テレビの光を使って展示した方が色も綺麗だし
自分のイメージに近い展示ができるということから。
しかし、ただ自分の作品をそのまま静止画として映すだけでは
何かもの足りないという気もしていた。
今回の液晶絵画展は、自分が考えていた方向性の先をいっていて、
いろんな可能性を見せてくれた展覧会だったと思う。
薄暗い中で光っている液晶の雰囲気は神秘的で綺麗だったし、
自分でイメージしていた空間そのものという印象。
ただ、作品を展示したり部分的に動かすだけでは
この先飽きられてしまうような印象もある。
もう少し踏み込んだコンセプトがないと、ただ、液晶テレビで展示
しただけということになってしまう。
そういう意味では、いろんなことが確認できた展覧会だったと思う。
今回は携帯で撮影。
国立国際の入り口。
液晶絵画展のポスター
国立国際は地下3階になっていて、コレクションの展示も行われていた。